フツウの人は案外知らない? 脳を芯から脱力させられる意外な休息方法

雑音としての英語で「休むぞ!」という気負いをなくす

英語をつかうはあくまでもわたしの場合ですけれど。

あなたにもなにかありませんか。
聞き入ってしまうこともないけれど
耳ざわりでもないもの。

音楽でも映画でもドラマでもバラエティ番組でも
人の会話でも雑音でもなんでもいいんです。

ありがちな間違いはこころが安らぐ音を求めてしまうというもの。

まず自分が安らげる音を見つけるのが大変です。

そして見つかったとしても
あなたが安らぐはずのその音を流すときには

「リラックスできるはずだ」

という強迫観念に似たものがかってに発動してしまいます。

「わたしはこの音を聞くと安らげるんです」

といういわゆる”癒し系”の音を見つけたり
使ったりすることにはそんなよくない面もあります。

経験からお話すると
安らぎの音で安らげるのは
そこまでたいしてつかれていないときです。

ほんとうにつかれているときには
休むことを忘れます。

そんな状態のこころと農にはただ

「休みなさい」

といいきかせても効きません。

こころやあたまを休ませるためのはずが
かえって追い込んでしまうのではかわいそうですよね。

”くだらないこと”や”バカらしいもの”で脳に脱力させてあげよう

何も考えていない状態、頭を空っぽ、真空にするのはムリなんです。
鍛錬を積んでいる禅僧だって座禅を組んで叩かれる。

雑念なんてなまみのにんげんなら湧きあがってきて当然のこと。

でもひっきりなしに何かを”考えて”いたのでは脳だって疲れてしまいます。

(考えがまとまらない記事該当箇所へリンク)

だったら集中するという気力を使わなくても
脳が思わず聞き耳を立てちゃうような情報をわざと流すのが
いちばん自然に脳をなにもしていないのに近い状態に
させてあげるのにてきしています。

そのときはなるべく何かを考え”させられない”
”くだらないこと”や”バカらしいもの”を
あらかじめ選んでおくのがコツ。

わたしはふだんなら『水曜どうでしょう』で平気なんだけど
自分でも気づかないうちにけっこう疲れているときは
理不尽さが身につまされちゃう。

「大泉さんかわいそう・・・」

とか思ってかえってそこからいろいろ考えちゃうんです。

じぶんのからだのこととか人生のこととか・・・。

本当に疲れているときはハナタレナックスくらいな方がいい。

NACSの5人がバカにされたりバカにしたりしながら
下ネタで小学生みたいに大はしゃぎしている姿は
ものすごくバカらしくてかぎりなくくだらなくて最高です。

それを見るでもなくただ延々と流しておいて
ごろごろうつらうつらします。

ちょうどお父さんがテレビの前でこっくりこっくりしていて
テレビを消すと

「見てるんだから消すなよ」

といわれるのとおなじかんじですね。

見てるってわけでもないんだけど
その状態がちょうど心地いい。

それはたいがい
見逃しても聴き逃してもたいして影響はない内容で
しかもあなたが気に入っているものだったりします。

何度も観てあきているものとか
聞きあきているくらいのものがぴったりだったりするんです。

《参考映像》

ハナタレナックス

大泉洋さんの35歳の誕生日プレゼントをかけて
なぜかほかの4人のメンバー
森崎博之さん・安田顕さん・戸次重幸さん・音尾琢真さんが
できてあたりまえだけどブッツケ本番でしたら
緊張するようないろいろなことに挑戦するという企画です。

マンガはいいけどゲームはダメ

ゲームでも謎解きとかはっきり頭を使うものはいいんです。
意外なんですけど。

たいして頭は使わずに進められて
ただひたすら時間を費やしてしまうゲームは絶対にダメ!

これ、そもそも日頃の脳の疲れ方を
濃縮して再現しているだけですからね。

受け身で流されていくという。

脳が疲れていないときに息抜きでするにはいいけど
脳が疲れているときに”具体的な理由もないのに疲れさせる”ような
負担は絶対かけちゃダメなんです。

マンガは疲れている脳の働きを
絵やコマ割りが助けてくれるから平気です。

ただ”読む”というのは
目をつかったり体勢をたもったりしなければならないから
ほんとうにつかれているとき向きではないですね。

”意図的な軽めの何か”を与えてあげた方が脳は芯から休める

脳というのはほうっておけば
かってにはたらくようにできています。

だって鼻がかゆいときにいちいち

「かゆさを解消するにはかけばいいから
 まず右手の人さし指を立てて爪が強くあたりすぎないようにしながら・・・」

なんて考えませんよね。意識的には。

だから脳がよく休める状態というのは
興奮しすぎない程度の情報を与えられて
わずかに動きを止めずにいるときなんです。

ちょうど車のエンジンを完全に切ってしまうのではなく
アイドリングの状態にしておくようなかんじですね。

車はエンジンを切ってカギをぬけば
別になんのむちゃもしないで止まっていられますけれど
脳は機械ではなく生きているあなたの一部ですから
つねに血も通っていれば酸素も供給されています。

脳の機能はもちろん”考える”ことだけでなく
あらゆる命令を体中に出しつづけることもしています。

でもやっぱり”考える”という機能を持っているかぎり
それを完全に止めようというのがそもそも不自然な話なんですね。

ムリが続いたりしたからつかれているのに
そこにさらに

「なにも考えないでからっぽになれ!」

なんてむちゃをさせることはありません。

少量のどうでもいい情報をあたえ続けてあげることで
じょうずに脳を休ませてあげてくださいね。

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