”心を動かし人を動かす論理的思考”が手にとるようにわかっちゃう ★沈黙のWebライティング 松尾茂起

総合オススメ度: ★★★★★ 満点

 → 「人に喜ばれる仕事がしたい」
   その気持は誰よりも強いつもり

   「人を喜ばせられなければ稼げない」
   そんなこと、頭ではわかってる

   でもなかなか思うように実現できないとき
   この本を手にとったら
   あなたは間違いなく本書からあふれ出る愛情に
   胸を打たれることでしょう。

   ”ライティング”だけにとどまらず
   ”想いをカタチにして多くの人に届ける”ために
   大切なことがいっぱい詰まった一冊です。

読みやすさ: ★★★★★ 満点

 → 「辞書か!」と思うほどの厚さに圧倒されるんですが
   続きが読みたくてたまらない気持ちで
   どんどんページをめくれます。
   まさかWebライティングの本で
   大笑いする日がくるとは・・・!

知りたいこと密度: ★★★★★ 満点

 → 何度も見聞きして理解したつもりでいたことや
   何度説明をきいてもどうしてもわからなかったことについて
   点と点がビシーッ! ビシーッ! っとつながっていくように
   冷たくガンコに居座っていた万年雪が優しくとかされていくように

   「そうかぁぁぁ。そういうことだったのかぁっ」

   と胸の奥で解き明かされていく快感が何度もえられました。

目次 ::: 

1.読んでいてこんなにも豊かな感情が湧きあがってくる”ビジネス書”があったとは!

2.Webコンテンツの書籍化ならでは
  ネットで実際に見られるサイト例の豊富さも魅力

3.”論理的思考”の体現! 「なぜまず『誰に向けて書くか(ターゲット)』を決めなければいけないのか?」もここまで理解できたのははじめて

読んでいてこんなにも豊かな感情が湧きあがってくる”ビジネス書”があったとは!

「ひとに読んでもらうためには
 こういう文章構成にすればいいんだ」

「『感情を動かすことがひとを動かす』と
 言葉で知ってはいたけれど
 実際にひとの心を打つのはこういう文章なんだ」

まるでたくさんの読者をあつめ続ける
劇的に優秀なブログやサイトの
集大成を見ているよう
な本でした。

ニンマリしていたつぎの瞬間には
感動の涙がポロポロとこぼれていたり。

部屋の中、ひとりで黙々と読書を
それも仕事に直接関係する本を読んでいるのに

「となりの部屋に聞こえてしまうんじゃないか」

と思うほど大きな声で笑ってしまったり。

設定がおもしろい。

主人公のボーン・片桐の登場場面なんて傑作です。

だってムッキムキに鍛え上げられた肉体に
ジャケット一枚はおってここまできたの? って。

イケダハヤトさんの
『武器としての書く技術』にも
読者の関心や反応を誘発する技術として書かれていたとおり

”ツッコミどころが満載”

こちらが提供する文章を読ませるだけでなく
思わずコメントを残したくなるような
してほしい行動を起こさせる技術ですね。

もともとネットで提供されていたものを
書籍化したこともあってか
モロにゲーム画面を進めていくような
構成になっています。

RPGや謎解きゲームで
背景の野原や部屋の中の絵はかわらなくて
いま会話をしている登場人物の姿があって
画面のしたにセリフが次々と表示されていて。

「?」

「いまのはなんの音だ!」

なんてときに
登場人物の表情だけが突然バーンとあらわれる。

そんな展開ってありますよね。

『沈黙のWebライティング』でも
まったく同じことが起こるんです。

本の中で!

ゲームなんてまったくしたことがなかったら
わからなくてごめんなさい

まさにポポポポポ、
ポポポポポポポ、とセリフが
表示されていくのを読んでいると

突然、ダーン! という効果音とともに
謎の男が決めポーズであらわれます。

もちろん紙の本だから
本当に音がきこえるはずはないんです。

でも
こころに残った印象には
効果音どころか内容にあった
音楽までついている感じがします。

そしてここまで

”こちらの伝えたいことを
 確実に相手のこころに届ける技術”

を駆使することが

情報発信をする者には
求められるのだということがわかります。

しかもただ説明されて
アタマで理解するのとは違って
こころが、カラダが
本に描かれた世界の中を
自分も生きたように感じる
ほど
物語に没頭できてしまえるのです。

「イヤだ! まだおわってほしくない!」

大好きになった本や映画やドラマの
おわりが近くなってくると
こんな気持ちになったことはありませんか。

もったいぶってわざと遅く読んだり
つづきを次の日のお楽しみに
とっておきたい気持ちになったり。

『沈黙のWebマーケティング』を読んでいると
まさにその現象が起こります。

「すでに厚さが5センチもある本だけど
 もっともっと分厚くてもよかったのに」

「まだこの人たちと一緒に時間を過ごしたい」

半分も読み終えた頃には
そんな切ない気分になってしまっていました。

論理的な演出をされた作品は
こんなにもこころを揺さぶるちからを持つものなんだ

登場人物たちと一緒に泣いたり笑ったり
一方的に感動させられたりしながら
これからの時代に独立・起業をして
成功していくために不可欠なことが学べます。

Webコンテンツの書籍化ならでは ネットで実際に見られるサイト例の豊富さも魅力

ただ、本は紙に印刷されているから
URLを指で押してみても
リンク先へ飛ぶことなんて当然できません。

URLが載せてあるサイト例には
一緒にQRコードがあったら
もっと便利だったかもなぁ。

あ、でも。

本を買った人だけがパスワードで入れる
ネット上のページには
しっかり本の中で紹介されたサイトの
リンク集が用意されています。

書籍購入者専用特設ページからは
本文内に出てきたPDFなどの文書ものっているから
特設ページをひらいた状態で
リンク先を見たり文書を印刷したりしながら
本を読み進めるのがおすすめです。

最近では実際のWebサイトのURL(http://ナントカ.com)を
のせている書籍も増えてきました。

でもいちいちアルファベットを間違えないように打ったり
Webベージの名前で検索したりするのがめんどうで

あとでまとめて見よう

なんて考えてしまいがち。

すると
たいがい読み終わったあとにページをパラパラとめくって

「無料ツールだけもらっとくか」

なんてことになりますよね。

それでは大量の情報を受け取りそこねることになって
あまりにももったいない!

しかも『沈黙の』の購入者特設ページのリンクは
章ごとに、出てくる順にまとめられていて
パソコンやスマートフォンでページを開いたまま
本を読み進めながら見たいときに
実際のリンク先ページを見ることができます。

これがすごい効果を持っているんです。

その場で見るのとあとからまとめて見るのでは
理解の深さと印象の強さに
雲泥の差がでそうですよね。

本の中で例としてあげられているWebページを
「見たいな」と思ったときにすぐ見られるあの快感!

物語の流れの中で登場人物たちが目にしているのと
同じものを見られる最高の臨場感!

「今後リンクをのせる書籍のすべてが
 この方法を取り入れてくれたらいいのに!」

と空に向かってさけびたくなるほどです。

それに
かなり分厚い本の中から
自分がもう一度読み直したい内容を見つけるときにも
この購入者特設ページを開いていれば
目次に戻るよりもカンタンです。

印刷された本ではどうしても実現できない
”検索”という奥義を放つことができますからね。

本 + パソコン とか
本 + スマートフォン とかいう組み合わせは
それ自体めんどくさいことじゃないはずです。

本 + 本 で2冊の本を行き来するのでは
さすがにめんどうですけれどね。

さすがは月に30万人がおとずれるブログの書き手。
「プロブロガー」を名乗るだけのことはありますね。

とにかく文章が読みやすい!

月に平均4冊くらいは本を読みますけれど
ここまで読む人を選ばない本は珍しいです。

そこには本文中でも触れられている
さまざまな技術が駆使されていました。

イケダハヤトさんの『武器としての書く技術 30万人に届けて月50万円稼ぐ!
 新しいマル秘文章術』を読んで見つけた
目からうろこの方程式は

書く技術 = 読ませる技術

です。

こんな人におすすめ!

○ブログに人が集まらない
 → より多くの目や関心を引けるようになります

○書きたいことがうまく文章にできない
 → 伝えたいことを的確に表現できるようになります

○そもそも描く気が起きない
 → この本を読んだら書いて発信せずにはいられなくなります

ネットで稼ぐためには読まれなければ意味がない

独立・起業の相談を受けたとき
まっさきに言うこと。

それは

「今すぐブログを書きはじめてください」

とはいえ多くの人が
せっかくブログを作って書いても
なかなか読んでもらえないという
悩みにぶつかることも事実です。

だいたいそう書いているこのブログでも
この記事を作成している2017年11月現在
おとずれる人は一日にわずか数人というありさま。

はじめからいきなり
一日に何百人もの読者を集める

なんてことは
あなたがすでに有名でもないかぎり不可能です。

すると秒速で文章が増えていく
インターネットの荒波の中では
私たちが書いたことなんてすぐに埋もれてしまう。

実はあなたが血のにじむような思いで
必死に書いた文章が誰にも読まれないことは
悲劇でもなんでもなく
物理的な事実でしかありません

そうは言っても
ブログを書くことを収入につなげていこうとするなら
いつまでも自己満足で文章を書いているだけではダメです。

やっぱりできるだけ多くの人の関心や注目をひいて
読んでもらえる文章を書ける技術はどうしても必要です。

今回そんな

実現しなきゃいけないのだけれど
「こう!」と法則的に説明することが難しい

読まれる文章を書ける技術について
とても優れた本に出会えたので
内容をかいつまんでお話することにしました。

今までの文章術本は「すでに読者がいる」ことが前提

そんな厳しいネット世界の中で
どうしたら埋もれない文章
興味を引く文章を書けるのか。

イケダハヤトさんはまず
今までの前提の間違いを指摘しています。

 今までの本は、伝える人がいて、伝えることがあって、その上で、どう文章をかくのか、ということについて語っています。つまり(中略)目の前の椅子に座っている読者に対してどういう文章を提供すべきか、というわけです。

(『武器としての書く技術』 9ページ)

なーるーほーどー。

言われてみれば確かに! な事実でした。

これまでおすすめしてきた
文章の書き方のさまざまな書籍について
いつも感じていた無力感。

内容はいいんだけれど
今ひとつ実践や結果に結びつきにくいなぁ。

そのモヤモヤが一気に吹き飛ばされて
これから文章を書くことが楽しみになりました。

思わず読んでいる途中で
パソコンに向かってキーを打ちはじめてしまったほどです。

これでまだ9ページ目。
先を読みたい期待感も高まってしかたがない
というものです。

そしてイケダハヤトさんは
私たちの期待をまったく裏切らず

『文章が残念な人の10の特徴』

として
なかなか読まれない
読み続けてもらえない人の文章の特徴と
具体的な解決策を示してくれます。

ブログを書いているのに訪問数が増えない理由

がんばって書いてるんだけどなぁ。
どうして読んでもらえないんだろう・・・。

そんなあなたの心を見透かすようにずばりと
分かりやすく10個にまとめられています。

あなたもいろんな人の書いた文章を
インターネットで読みますよね。

そのときにブログによって
差があることに気づきませんか。

このブログはつい
いくつか記事を読んでしまったなぁ

この人の文章は
なぜかスラスラ読めてしまうなぁ

という読まれブログ

あー別に読まなくてもいいや

いやそんなことはどうでもいいんだよね

と最初の数行や斜め読みだけで閉じられてしまう

読まれないブログ

人のことは分かりやすいんですよね。

「なんでこんなおもしろくないブログに
 飛ばされちゃったんだろう」

なんて軽い怒りさえ覚えることってありませんか。

別に勝手にそのブログに送られたわけではなく
検索結果やリンクから自分の意志で
そこへたどり着いたのに

こんなものネットにあげるなよ
なんて思ってしまう文章って
そこらじゅうにあふれているものです。

おそらく自分以外が書いたブログも
相当数読んでいるだろうイケダハヤトさんは

「自分のことを言われているみたいで
 恥ずかしい!」

と顔から火が出そうになる読まれないブログ
次のようにまとめています。

 残念その1
 何が言いたいのかわからない

 残念その2
 文章が長い 一文が長い

 残念その3
 同じ語尾が続く

 残念その4
 抽象的すぎる

 残念その5
 私的すぎる

 残念その6
 「~だと思います」「~な気がします」が多すぎる

 残念その7
 多方面に気を使いすぎて
 何が言いたいのかわからない

 残念その8
 まじめで優等生

 残念その9
 最後まで読まないと結論がわからない

 残念その10
 そもそも内容がつまらない

(『武器としての書く技術』 1章もくじ)

こうして言われてみれば

「あーそうそう!」

とうなずけるものばかりではありませんか。

そして
いきなり読まれブログではなく
読まれないブログから
説明をはじめているところも
著者イケダハヤトさんの賢いところです。

人はほうっておけば

悪いところ > 良いところ

という法則で認識します。

じゃあどうしたら

「もっと読みたい!」

と感じさせる文章が書けるようになるかは
あとの章でさらに詳しく語られます。

一瞬

「そこがみんなの知りたいところじゃないの?」

と感じますよね。

でもまずダメな
読まれないブログの特徴を話した方が
人の心理にそっているのです。

たとえばひとつ記事を書くにしてもこのように

どうしたらおとずれた人が
まるでアリ地獄のように
吸い込まれて読み進めたくなるか

を考えて書くことは
重要を通り越して絶対条件です。

だってあなたの書いた文章を読まなくても
誰も困らない
から。

あなた以外は。

今の世の中
選択肢がいっぱいですからね。

そしてそれはなにも
他の人が書いたブログや記事だけが
あなたから読者を奪っているのではありませんよ。

ご自分がスマートフォンを手に持ったところを
想像してみてください。

画面には新着メッセージの通知も
ツイッターや
なぁんにも考えないで遊べる
ゲームなどのアイコンも並んでいます。

誘惑・・・多いですよね。

わざわざ自主的に
長ーい文章を読みはじめようなんて気には
なかなかならないのではないでしょうか。

ライバルはソーシャルゲーム?

みんなできればラクで楽しいのがいいんですよ。

わたくしだって
この『武器としての書く技術』を読んでしまったら
何か書かずにはいられない気持ちになって
パソコンの前に座りましたけれど

文章を書き続けているのはひとえに
早く『レイトン教授と不思議な町』で
遊びたいからです。

(昨日13時間も遊んでしまって
「今日は3記事更新するまでしちゃダメ」と決めたものですから。
 ああっ! あのオルゴールの音楽が
 頭の中で鳴り響いてわたくしを呼んでいる・・・。)

そのほかにも
まったく働いていないのに
悠々生活をしている事業主や
ブラックカード保持者の
移動の多い演奏家

時差がある海外に住んでいる知人や友人が
かわるがわるちょっかいを出してきます。

もう呼び出し音やメッセージ着信音は
何年も切りっぱなしにしているほどてす。

ジャマをされたくないというよりは
自分が誘惑に負けてしまうから。

不労所得の仕組みを作ることも
興奮するし楽しくはあります。

でも頭は使いますからね。

そもそもネット上で働き続けるのではなく
自動で稼げる仕組みを構築しているのは
寝たいときに寝て
好きなときに好きなことをしたいからです。

そしてわたくしの場合
文章を書くことを仕事にしたいほど
文章を書くのが好きというわけでもありません。

しかたなくということでもないですが
必要だから淡々と書いているだけです。

読むことは書くことよりは
労力がかからないにしても
やっぱり1年先の不労所得より
目の前の単純に楽しいことに
つい心を奪われてしまうのが人の悲しい習性。

そしてそれはネット上で
大きく稼いでいこうとするなら
それだけ打ち勝たなければならない
強力な相手がたくさんいる
ということになります。

そんなあまたの強敵たちに負けないために
『武器としての書く技術』1章の
文章が残念な人の10の特徴でまず
最低限さけるべきことが
磨きたてのガラスのようにくっきりはっきり
わかるようになります。

ではあなたの文章を飛躍的に
「読みたい」「読まれる」ものにするには
どんな技術を遣ったらいいのでしょうか。

ご安心ください。

魔法も秘密もすべてタネ明かしされていきますよ。

つい読んじゃう文章にはこんなしかけがあったのか!

文章表現についての”考え方”までも書く技術

だったらネットで稼ぎたいあなたは
まず
つい時間をかけて読んでしまったブログの

真似すれば
(内容を写すのじゃなく書き方を、ですよ。)

もしあなたがネットで稼ぐことに
ちょっと以上に本気だと
きっと
30万人に届けて月50万円稼ぐのでは少なすぎ

なにがあってもぜったい楽しく生きよう! ↓