//*i2i解析タグ 2016-06-13*// 資本主義社会で障害者雇用を一般企業に押し付けるのは政府の怠慢 | 時間もお金もやる気もないビョウニンが2年で会社をつくれた成功の法則

資本主義社会で障害者雇用を一般企業に押し付けるのは政府の怠慢

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資本主義社会において
事業や会社という組織は
利益を得ることを目的としています。

できるだけ多くの利益を生めば
それだけ社員や株主などに還元できます。

世に存在する企業や事業のひとつひとつが
まるで小さな心臓のようになって
社会の血液にあたるお金を循環させているのですね。

多くの利益を生むためには

○数や時間の効率よく経営すること

○売上から経費を引いた純利益が
 できるだけ多く残るようにすること

などがとても重要です。

さて。

統合失調症を発症し精神障害者になってからというもの
わたくしの効率や生産性は落ちまくりです。

思考力や判断力が落ちて
同じことをするのにも以前の何倍もかかる

なんていうのはかわいい方ですね。

3倍時間がかかるようになったなら
3倍長くそのことに取り組めばいいだけだからです。

障害のために実行不可能なことが出てきてしまった

これに気づいたときにはかなり落ち込みました。

大して親しくもない知人からのメールに
思わず長々と弱音をつづってしまったくらいです。

統合失調症になる前だって
それはいつでもどんな仕事でも
自分なりに楽しむ工夫というのはしてきたけれど
けっしてできのいい働き手ではありませんでした。

それでも人並みの仕事はなんとかこなせていたのですね。

それが今はどうかというと
もう人に雇われて働くなんて考えられません

使いものにならなさすぎて。

だって頭の働き方が
以前の自分と違ってしまったんですよ。

言いかえればそれは
標準的な大多数を占める人たちのようには
頭が働かなくなってしまったということ
です。

統合失調症になる前に
人より1.5倍も2倍も優秀だったならともかく

「はい、これだけの量の仕事を何時までに終わらせてくださいね」

と渡されて
同僚と同じようにその仕事をこなせる可能性は
1%もないと言い切れます。

・周囲の人の話す声や雑音で集中できない・疲れる
・作業途中で話しかけられてから再開に手間取る時間
・作業を勧める速さの極度の低下
・そもそも作業手順の細かい段取りが分からなくなって
 いちいちまごつく

など
以前の自分自身とくらべておとったと自覚できることは
挙げればきりがありません。

そんなわたくしと同じような状態の
精神障害者を雇用して受け入れるというのは

非効率を受け入れる

ということにほかなりません。

以前の自分と今の自分を比べたならそれは

今さらWindows 95を導入するようなものです。

そしてまたわたくしには
突然体調が悪くなって
何日も、何週間も、
ときには何か月も寝込むこともあります。

これは疲れやすいことが特徴にあげられる
統合失調症患者にはよくある話です。

何しろ寝ることも治療の一部
なんて言われるくらいですから。

もしそんな
突然休んでなかなか出社再開しない可能性のある人を
雇い入れることは

戦力外になるであろう人のための席や仕事を作る

ということです。

そうでもなければ
その人が休むたびに休んでいる間
誰かがその人の仕事を肩代わりしなければいけません

本来なくてもいいはずだった仕事しか任せられないのに
その人が出社したならお給料は支払わなければなりません。

それでは

支払わなくてもよかった人件費をあらたに出費する

ことになってしまいます。

経営者としてはできるだけ抑えなければならないはずの
経費ばかりが増える可能性を受け入れるというのは
本来あまり考えられることではありません。

すぐにフリーズしてしまうと分かっているパソコンを
わざわざ毎月お金を払って
借り続ける会社があるだろうか

と考えていただくと分かりやすいと思います。

今回は資本主義社会の中の
企業・経営者の役割として

○数や時間の効率よく経営すること

○売上から経費を引いた純利益が
 できるだけ多く残るようにすること

の2点だけに絞ってお話をしました。

これだけでも
精神障害者に雇用の機会を与えること
利益を追求するという企業本来の目的の両立が
どれほど難しく
またそもそもそれが一般企業の義務である必要があるのか? という
疑問について
少しお分かりのではないでしょうか。

はじめにもお話しましたとおり
企業の目的は利益の追求です。

できるだけ多くの利益を生み出すことが
この社会の中での企業の役目

その企業に障害者の雇用を義務づけるのは
獰猛な鷹に食われる側の鶏になれと
言っているようなものだというくらいの
理不尽さと不自然さを感じます。

別に精神障害者だって
人に雇われて働くことだけが選択肢ではない時代です。

それに苦労をしてやっと雇われてみたところで

人間関係が辛い とか

単純な仕事しか任せてもらえなくて
充足感が得られない
 とかの

不満は絶えません。

それなら自分のしたいような仕事ができるように
まずは勉強して
そして自分で理想の仕事を
創り出してしまう方が
手っ取り早いしみんなが幸せになれます。

特に統合失調症になる人には
もともととても真面目な人が多いですから
少しは自分を制する必要のある起業にはうってつけですね。

わたくしくらいの頭で考えても分かることを
実行できない政府に何を期待してもムダなので
みんなさっさと自分の力で
幸せになる方向に歩き出したほうが
楽しく生きていけると思いますよ。

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