//*i2i解析タグ 2016-06-13*// 働き方は、働く人の数だけあっていいと思う ★第二回★ 「普通に」働けなくなった本当の理由 | 時間もお金もやる気もないビョウニンが2年で会社をつくれた成功の法則

働き方は、働く人の数だけあっていいと思う ★第二回★ 「普通に」働けなくなった本当の理由

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統合失調症を発症直後に就いた仕事では、
前回の記事に書いたように、

・お客様との約束を忘れてすっぽかす
・苦情への対処ができず、状況を悪化させてしまう

ことなどが直接の原因で、仕事をクビになったと思います。






ところでその仕事をしている間も、
仕事をクビになったあとも、
不思議でしかたがないことがありました。


それは、会社から振り当てられた担当者として、
お客様とお会いする、という
仕事の核の部分はすごく楽しくて、
お客様にも十分満足していただけるくらい
しっかりできていた、ということです。




仕事そのものには、毎回新鮮な気持ちで、
やる気満々でのぞめるのに、
お客様とお会いするまでの段取り、
場所や時間をメールや電話で決める手順が、
どうにも気が重くて、面倒でした。


それは、あとになって思えば、
面談の約束を決める時点で、

「外に出ていかなければならないんだ。」
「この駅まで行くには、3回も乗り換えなきゃならない。」
「その時間は、電車が一番混むから嫌なのに。」

そんな気持ちがあとからあとから湧いてきて、
憂鬱になっていたからなのだと分かります。




けれど当時は、はっきりした理由は分からないまま、
まるで鉛の玉か、
ドロドロとしたタールでも飲み込んだような
自分の中に何かとても暗くて重いものがあるのを感じながら、
それでも精一杯、面談の約束を取りつけては、
その面談をすっぽかして、
苦労をすべて水の泡にするようなことを繰り返していました。


それはあたかも、
外出して帰ってくると指一本も動かせない、と思うほど
ひどく疲れてしまう自分を、
約束を忘れて出かけて行かないようにすることで
どうにか守ろうという見えない力が働いているかのようでした。




当時の私は、まだ統合失調症とは診断されていなくて、
なぜ今までは普通に出来ていたことが
突然あんなにも難しくなってしまったのか、
まるで見当がついていませんでした。

自分が外に出ることを嫌だとか、
怖いと感じている自覚はあったけれど、
実はそれを「異状」とは思っていなかったのです。




こうやって、言葉にして書いてみると
本当におかしな話だと自分でも思うのですが、

「外に出るのは危険で怖い」

と思う感覚を、
例えば、太陽の光を直接見ればまぶしい、とか、
ろうそくの火に触れば熱い、というような感覚と、
同じ種類のものと考えて、ほんの少しも疑っていませんでした。

そして、仕事をするためには必要なことなのだからと
言い聞かせて、無理を続けていました。




仕事の約束を忘れないように、
様々な工夫も凝らしました。


一番効果が高いのは、約束が決まり次第、
携帯電話の予定表に入力をして
アラームが鳴るように設定しておくことでした。

でも、約束が決まった時点で
予定表に入力すること自体を忘れたり、
せっかくアラームが鳴ったのに、
無意識に止めてしまって出かけない、
なんてことがしょっちゅうありました。




今振り返れば、自分のことだけれど、
なんて可哀想なことをしていたんだろう、
と思います。

自分がどれほど外に出ることを恐れていたか。

外に出るのが怖い人間にとって、
無数の他人とすれ違ったり、
不特定多数の見ず知らずの人たちと
電車やバスに乗って移動することが、
どれほどの苦痛になるか。




そんなことは、これっぽっちも考えず、

「混んでいる電車や道が嫌なのはみんな同じ。」
「仕事をする中では大変なことだってある。」
「こんな単純なことが、どうしてきちんとできないの?」

と、自分を叱ってばかりいたのですから。




それは、主治医を含め、私自身も、
統合失調症という病識がなかったことを考えれば
仕方のないことでした。




でも、外に出て行く、勤めに出かける、という働き方が、
どれほど負担になっていたかは、
今になってみればよく分かります。


現在、私の仕事の中には、
人と日時の約束をして、
言語やパソコンの使い方などを教えることも含まれています。

今、それは、すべてインターネットを通じて
家から仕事をする、という形に変わりましたが、
決まった日時にお客様と顔を合わせる、という点は、
外に出かけて行っていた頃と何も変わりません。




それなのに、250回以上、
一度も約束を忘れたり、
すっぽかしたりしたことはないのです。


お客様と、外で待ち合わせをしないといけなかった
働き方のときには、クビになるまでに
わずかに30回足らずの面談しか受け持てず、
そのうち10回以上はすっぽかしてしまっていたのに、です。




もちろん、仕事ですから、
約束の時間を忘れない、などというのは基本中の基本で、
誇ろうとして言っているのではありません。


統合失調症という病気のために
外に出るのが怖い、という感覚があるのに、
それを無視して仕事に行く、働きに出る、ということが
どれほどの無理を強いることになって、
結果、どんなにひどい影響を仕事に及ぼすことになるのか、を
私自身の経験を例にして訴えたいだけです。




あなたがもし、統合失調症だとしたら、
統合失調症になる前と、なったあとで、
仕事は大変になりましたか。


どんなことが、以前より難しくなったと感じますか。


統合失調症になる前と、なったあとで、
仕事以外のことでも、感じ方や考え方で、
変わったことはありませんか。




同じ統合失調症でも、
大変だと感じることも、その程度も、
人によって、またはその時によって違いますよね。


よく聞く話では、
人と接することや人間関係を築いたり保つことが
とても難しくなったとか。

人と同じように、限られた時間内で
決めたれた作業をすることがどうしてもできないとか。

私のように、外に出ることがはっきりと怖いと感じたり、
そこまで行かなくても何となく気が進まないとか。




あなたがもし、仕事のことを考えると気が重かったり、
せっかく勤めはじめてもどうしても長く続かないなど、
統合失調症と仕事の間で問題を抱えているとしたら、
その問題の根っこの部分にあるのはどんな気持ちなのか、
じっくり観察したり、
周りの人と話し合ってみることをおすすめします。


私の例のように、困難なことや、繰り返してしまう失敗の裏には、
まだあなたが気づいていない、
働くことを難しくしている本当の理由が
隠れているかもしれないからです。




統合失調症の及ぼす影響の中で
何が一番、あなたの仕事を難しくしているのか。
理解して、もし可能であれば
その事柄を仕事から切り離すか、
それが無理ならせめて分量を減らすことができれば、
統合失調症自体はどこへも行かず、
同じように居座り続けていても、
働くことがずっと楽しく、楽になりますよ。

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