どんなからだの悩みも解決してくれる
どんな不調も整えてくれる
呼吸は偉大です。あなどってはいけません。
一方で
眠れない・食べすぎてしまう・いつもだるい
寝ても疲れがとれないなどのいわゆる不定愁訴がある人ほど
”よい呼吸”が苦手だったり、まったくできなかったりします。
実はそんな
呼吸劣等生
だったわたしが気づいてしまった
”よい呼吸”の衝撃的な欠点をあばいて
20年越しでようやく手にした
”真・呼吸の極意”
を
今日は特別にあなたにお伝えします。
”よい呼吸”について今まで教わったことは
一度すべて捨て去ってください。
心の準備はいいですか。
今すでに呼吸劣等生のあなたがすべきなのは
☆鼻から吸って口から吐く呼吸 ではなく
○鼻から吸って鼻から吐く呼吸 であり
☆深くお腹に空気を入れる呼吸 ではなく
★気持ちよく胸に空気を入れる呼吸 ですよ。
ムリがある呼吸がいい呼吸であるわけがない
一般にいわれる”いい呼吸”を
体得しようと行ったヨガ教室で
「息をフーっとゆーーーっくり吐きながら
からだの力がだんだん抜けていきます」
「横隔膜をさげておなかに空気をいっぱい入れて
おなかをへこませて空気をぜーんぶ吐ききってー」
などといわれて
「それができたら苦労しないよ！」
と、かえってからだにガチガチに
力が入ってしまったなんて経験はありませんか。
そう。
子どもの頃、となりの席の優等生に算数のことを質問したら
「あなたが分からない感覚が私には分からないんだけど」
とまったくお話がかみ合わなかったように
そもそも苦手な状態の経験がない人には
苦手な人の悩みが分からないということが
残念ながら呼吸界でも起こります。
「ヨガの先生だから何か秘策を知っているに違いない」
それはわたしたち呼吸劣等生の悲しい思い込みですね。
理想ではヨガの先生が
”こんなわたし”にもできるよい呼吸のしかたを
懇切丁寧に教えてくれるのですけれど
現実は真に呼吸劣等生の経験がないと
案外うわべだけの（ありきたりの・一般に知られている）方法しか
知らなかったりします。
あなたもよーくご存知ですよね。
わたしたち呼吸劣等生には
そんな小手先の方法は焼け石に水だということを。
ヨガ教室のアロマが香り不思議音楽が流れる空間で
周りの人はどんどん深い呼吸で気持ちよさそうになっていく中
あなたひとりだけが現実に直面するばかりでどんどん冷めていき
その光景が滑稽にすら見えてきてしまう・・・。
あなたにもきっとそんな経験があるはず！
と思いたい。
わたしは何度違うヨガ教室の扉をたたいたから分かりませんけれど
わりとだいたい毎回そうです。
「またダメだった。自分は相当おかしいのかしら」
と落ち込むのが関の山。
けれど待ってくださいね。
基準はあなたであるはずです。
あなたのからだ、あなたの呼吸のお話ですから。
ですから目安はその呼吸をしたとき
あなたが気持ちいいかどうか。
あなたが心地よいと感じられない呼吸は
ほかの何万人にとってよかろうと
今のあなたにとってのいい呼吸ではないということです。
次ページ ＞＞ 陥りやすい罠 実は吐くときに・・・！